Work

機器紹介

デザイン思考のモノづくりをサポートする
機器を紹介します

デザイン思考のモノづくりにおいて重要なのは、共感から試作・検証までのサイクルを重ねて、改善点を見つけていくことです。基盤産業・伝統産業の支援、成長産業の創出、地域資源の活用等、様々な事業に取り組む福島県ハイテクプラザでは、創出したアイデアを形にするための機器を時間単位で利用できる、設備施設開放を行っています。

今回は、2021年8月にハイテクプラザ会津若松技術支援センターで行われたセミナー・ワークショップ「Tech Challenge AIZU」の機器見学会で紹介された機器について、機能や使用するシーンをご紹介します。

未経験からチャレンジした「人に使ってもらうモノ」の製品開発未経験からチャレンジした「人に使ってもらうモノ」の製品開発

機器の紹介

デザイン支援機器

デザイン支援機器

専用のソフトウェアでデザインを作成、
ソフトに関するサポートも

パソコン内に3Dモデリングツールやグラフィックソフトウェアなど製作に関わるソフトが備わっており、用途ごとにソフトを使用できます。ソフトの使い方については、事前に相談すれば豊富な知識を持った専門の職員が対応。製作したデータはハイテクプラザ内の各種加工機器類で出力が可能で、CD-RかDVDを持参すればデータを保存して持ち帰ることもできます。

デザインに関わるソフトウェアをまだ所持していない・これから導入を検討している企業の皆様におすすめです。将来的にデザインソフトを扱える社員を育成したい企業向けに、最長で5日間、専門職員によるデザインソフトに関する指導も行っております。気になる方はご相談ください。

搭載ソフトIllustrator CC, Photoshop CC, InDesign, CADtools10 , Rhinoseros5 , SOLIDWORKS Professional 2017, SOLIDWORKS Visualize Professional 2017

詳細はこちら

フルカラーハンディ3Dスキャナー

フルカラーハンディ3Dスキャナー

あらゆるサイズのプロダクトをスキャン、
3Dデータ製作の効率化に

参考にしたいプロダクトやご自身の手で作られた試作品などを読み込むことで、その製品の3Dデータをフルカラーで作成することができます。スキャナー側で読み込んだ面は自動でつなぎ合わせられます。環境さえ整えば、人の身長を超えるような仏像なども読み込むことが可能です。
読み込みにくい形状や材質もあり、データは完全なものとは限りませんが、専用のソフトを使用して修正することで理想の形へと近づけていきます。
伝統工芸品のような職人の手で作られたもので再現性が低いものや形が複雑なものなど、手で採寸するには難しい製品・部品の形状を把握する時などに使用されています。

※黒いもの・光るもの・透明なものは読み取りにくい、または読み取れない場合があります。
※ハイテクプラザ外で使用したい場合は、職員にご相談ください。

詳細はこちら

卓上型NC加工機

卓上型NC加工機

作成した3Dデータを出力して確認

デザイン支援機器内のソフトなどで作成した3Dデータを元に、その形通りに切削加工を行う機械です。切削加工の詳細な設定は、加工機に接続されているPCから行うことができます。付属の専用ソフトウェアも搭載されており、加工機に対する専門知識がない方でもすぐに扱うことが可能です。
加工できる素材は木材・樹脂素材です。回転体の加工も可能で、3Dデータをもとに加工されるため、高精度な立体物を試作することができます。創出したアイデアを形に起こす際に使われることが多いです。

詳細はこちら

レーザー式精密加工機

レーザー式精密加工機

あらゆる素材を加工可能、
試作品の製作に

グラフィックソフトで作成したデザインデータを読み込んで、それをもとに素材を切断したり彫刻したりすることができます。木材・プラスチックから金属までさまざまな素材を加工することが可能です。
彫刻を行う際は通常のレーザープリンターと同様に線の深さを細かく設定でき、製品を形作ることはもちろん、細かい部品を作ったり、既にある製品に刻印を掘ったり、幅広い用途で使用できます。
モノづくりの場では主に、試作段階で使われています。デザインソフトで作成したデータを出力して、プロダクトに必要なパーツのサイズ感を確認するなど、簡易的な試作品を作るのにおすすめです。

※加工する素材はご自身でご用意いただいております。

詳細はこちら

シルクスクリーン印刷機

シルクスクリーン印刷機

あらゆる素材にプリントが可能

スクリーン印刷とは、印刷したいデザインに合わせて穴の開いた版(スクリーン)を使い、その上から印刷物へインクを通して印刷する方式です。高精度かつ素材を問わず印刷が可能なため、洋服など生活に身近なものから、半導体や太陽電池のパネルなど精密機械にまで、幅広く使われています。
ハイテクプラザ にある印刷機では、最大で大判サイズ(印刷可能最大範囲:350×550mm)までの模様などを印刷することができます。主に平面のものに対して高精度な印刷や大きな印刷を行いたい方におすすめです。 曲面のものに対しても、曲面が緩やかなものであれば印刷できる場合もありますので専門職員にご相談ください。

※印刷に使用するスクリーンとインクは持ち込み制となっております。購入先の紹介もできますのでお気軽にお問い合わせください。

詳細はこちら

パッド印刷機/製版機

デジタルスクリーン製版機

簡単操作で高精度のスクリーンを製版、
画像データでもOK

スクリーン印刷で使用するスクリーンをプリンター感覚で誰でも簡単に作ることができます。連動しているPCで製版したいデータを読み込んで、専用のスクリーンをセットするだけです。製版に使うデータはイラストデータ以外に、PDFや画像データも使用可能で、大判サイズまで対応しております。 製版に使うスクリーンはメートル単位で有償提供しているので、低コストで製版から印刷まで試すことが可能です。

詳細はこちら

デジタルスクリーン製版機

パッド印刷機/製版機

凸凹のあるものや曲面、回転体など
形を問わずプリント

パッド印刷とは、凹版に流しこんだインクをシリコンパッドに転写、そのシリコンパッドを印刷物に押し付けることで印刷する方法です。シリコンパッドは弾力があり、印刷物の形に合わせて変化します。そのため、ゴルフボールのように凹凸が多いものやボールペンのような曲面になっているものなど、製品の形状を問わず印刷することが可能です。

印刷物の素材や形状、印刷する模様によって、使用するインクは異なります。そのためハイテクプラザでは、「イメージ通りに印刷できるか」、「どのインクが適しているか」など検証するために試し刷りとして使用することをおすすめしています。印刷に必要となる凹版の製版機も利用料金に含まれていますので、製版機だけの利用も可能です。

詳細はこちら

ハイテクプラザ会津若松技術支援センターから

デジタルスクリーン製版機
使いたい機器が分からなくても大丈夫です。
まずはご相談ください。

当施設は専門的な知識が必要な、ハードルの高い場所に思われるかもしれません。ですが、当施設は完成までの過程が完全にイメージできていない方でも、加工機器などの専門知識がない方でも利用することができる場所です。 過去に、当施設で作った試作品をもとに製造所へ依頼して、量産・製品化された方もいらっしゃいます。
実現可能かどうか、実現に向けて必要となる技術は何か、できる限りの範囲でモノづくりに取り組む方をサポートいたします。完成までのイメージが具体的に固まってなくても、まずは一度ご相談ください。

ご相談例・凹凸のある商品に、綺麗に印刷したい。
・写真しかないが、スクリーン印刷用の版を作りたい。
・3Dプリンタで出力するデータを作りたい。
・立体の造形物はあるが、NC加工用のデータを作りたい。

※相談は無料です。機器を使用する際は有料となります。

機器の利用については、
ハイテクプラザ会津若松技術支援センター
お問い合わせください。

お問い合わせ先 
電話番号:0242-39-2100
ご利用の流れはこちらをご確認ください。

PAGE TOP